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家族信託と生命保険の関係は?

家族信託と生命保険の共通点

家族信託と生命保険もさまざまな目的で利用されている制度です。しかしその目的が最終到達地点はどちらも共通しています。その目的の多くは、「自分が死亡、もしくは認知症などで十分な判断能力を失ってしまったあとに、土地や物件その他の財産の継承先をはっきりさせておくため」ということになるでしょう。

家族信託は、いわば遺言の代用とも言える制度です。親世代がまだ十分な判断能力があるうちに家族信託による財産管理を自分の子に託しておく。そうして事前に対応を決定しておけば自分が意思決定能力を失ったり亡くなったりしたあとでも、遺された信託財産をどうすればいいのかでトラブルを起こすことなく、スムーズに管理・継承ができるようにしておけます。

一方、生命保険も、自分が亡くなったあとに家族を生活を保護するためのものです。生命保険は、相続税の納税資金の確保、保険金の非課税財産を活用することによる相続税対策、遺留分減殺請求対象財産から遺留分対策として保険金相当額を外すといった形で活用されます。

どちらの目的も総じて自分が亡くなったあとに残される大切な人・家族のための制度だと言えるでしょう。

家族信託と生命保険の違い

家族信託と生命保険の大きな違いとして挙げられるのは、「受益者がそこから受け取った利益を自由にできるか否か」という点です。

家族信託には、親の「生前の財産管理」を目的とする場合と、「複数の受益者に財産管理を託す」場合があります。前者の生前管理を目的とする場合は、親の死亡によって信託契約が終了します。家族信託では、親の死亡による信託契約終了時点の信託財産を誰に継承させるかを指定し、なおかつ所有権の財産として残します。これは、遺言による継承権の指定と同様です。この場合は、受益者は受け取った信託財産を自由に使うことが可能です。

対して後者の場合は、「受益者連続型」というケースとなります。例えば、父親が子に財産管理を信託した上で、母親を第2受益者として指定するというケースです。こうすれば、自分の死亡後に母親が財産管理が難しくなっても、子によって財産管理が可能になるというメリットがあるのです。このように、受益者連続型では、1世代より先の世代まで財産管理を指定することができます。

一方、生命保険は親の生前の財産管理を目的とする家族信託と同じ扱いとなります。受益者は受け取った財産を自由に使えますが、受益者本人による財産管理が困難になった場合は、後見人制度の利用などが必要です。

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